終活のススメ【第2回】若者にも終活が必要!?
更新日:3 日前
こんにちは!今回は前回の「終活とは何か」に引き続き、「じゃあ、一体どんな人が終活をすべきなのか?」について、少し踏み込んで考えていきたいと思います。
このコラムを読んだ皆さんは、「終活=高齢者のもの」と思っていませんか?
結論から言うと、それは大きな誤解です。なぜなら、何歳であっても人は万が一の事態に直面する可能性があるからです。つまり、終活は年齢に関わらず、始められる(そして始めるべき)ものなのです。
今回は特に、「若者にも終活が必要!?」をテーマに、若者が終活をすることのメリットを紐解いていきます。
一人暮らしの20代~30代に終活が必要なワケ
現代の20代~30代、特に独身で一人暮らしをしている方は、実は終活の必要性が高いと言えます。
なぜなら、同居している家族がいないため、万が一のことがあった時、「あなたの今の状況」を知る術を持つ人が誰もいないからです。
もし突然の事態が起きたとき、残された親族は以下のような問題に直面し、非常に困惑することになります。
資産が分からない:どこの銀行に口座があり、どんな資産を持っているのかわからない。
連絡先の途絶:交友関係が不明で、誰にどう連絡していいかわからない。
社会的な混乱:会社や学校、その他関わりのある場所(サブスクや契約関係)への連絡手段や、引き継ぐべき「急な仕事・タスク」が遺族に伝わらない。
これらは残された家族にとって大きな負担であり、ビジネスにおいても重大なリスクになります。
リスクを回避するためには、エンディングノートを残しておく等の対策が必要になるでしょう。
若い夫婦が「遺言書」を書くメリット
終活の代表的なひとつに「遺言」があります。
「遺言書なんて、莫大な資産があるお年寄りが書くものでしょ?」と思うかもしれません。しかし、実は、子供がいない若い夫婦にも遺言書が力を発揮します。
若い世代の中には、まだ金銭的な蓄えが十分でなかったり、家計の多くをどちらか一方の収入に依存しているケースも少なくありません(夫の口座で貯蓄し、妻の口座にはあまり残高がない、など)。
そんな時、もし配偶者に万が一のことがあると、銀行口座が凍結されて生活資金が引き出せなくなるという問題が発生します。
通常、子供がいない夫婦の場合、配偶者の親・兄弟を含めた親族間での「遺産分割協議」が必要になります。
配偶者の親・兄弟との話し合いとなると、心理的なストレスと時間がかかることが多いです。
しかし、事前に「すべての財産を妻(あるいは夫)に相続させる」というシンプルな遺言を残しておくことで、遺産分割協議をスキップし、スムーズに生活資金を確保できるようになります。

「働けなくなるリスク」に備える保険の見直し
終活は、何も「亡くなった時のこと」だけではありません。
「万が一働けなくなったとき」に備えるのも立派な終活です。その備えの代表例が「保険」です。
自分がどんな保険に入っているか、正確に覚えている人は意外と少ないのではないでしょうか。
保険は、自分の「働き方(リスク)」に合わせて見直すことが大切です。
会社員の場合:万が一働けなくなっても、会社の保障や社会保険である程度カバーできるため、過剰な保険は不要かもしれません。
個人事業主の場合:働けなくなった瞬間に収入が途絶えるリスク(就業不能リスク)が高いため、そこに特化した保険への加入が、自分と家族を守る終活になります。
自分の働き方や今後のことを見据えて、必要十分な保険は何か、考えてみましょう。
終活の重要性とその効果
終活は、人生の終わりを待つためのものではありません。
「自分に万が一のことがあっても、周りを困らせない。自分も困らない」
そうやってリスクを整理しておくことで、むしろ今をより安心して生きられるようになるためのポジティブな活動です。この活動は年齢に関係なく、誰でもできることです。
まずはエンディングノートを1冊書くことにチャレンジし、自分の人生とこれからを改めて振り返ってみてはいかがでしょうか。
まとめ:終活は「今を安心して生きるため」のツール
終活は、未来に備えるための大切な活動です。
自分自身の状況を整理し、周囲に迷惑をかけないようにすることで、安心して日々を過ごすことができます。
終活は、若い世代にも必要な考え方です。
この機会に、ぜひ自分の終活について考えてみてください。
次回予告
今回は「若い世代の終活」についてお届けしました。
次回は、いよいよ本丸。スタンダード(?)な「高齢者の場合の終活」について、深く考えていきたいと思います。
次回もどうぞお楽しみに!
ここまでコラムをご一読頂きありがとうございました。
今後もコラムで皆様のお役に立つ情報を更新して参りますので、また覗いてみてください!
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