終活のススメ 【第3回】シニア世代の終活を改めて考えよう!
こんにちは。ライフラボ行政書士事務所の長谷部です。
「終活のススメ」第3回となる今回のテーマは、「シニア世代の終活を改めて考えよう!」についてです。
前回は「若い世代にも終活は必要」というお話をしましたが、今回はまさに終活のメイン層であるシニア世代の皆さんへ向けた内容をお届けします。
現実味を帯びてくる「シニア世代の終活」
定年やリタイアメントが近づいてくると、これからの人生における「収入と支出の全体像(=残りの人生で使えるお金)」がある程度見えてきます。また、若い頃に比べると、身体や体調の変化を感じる場面も増えてくるのではないでしょうか。
そうした変化の中で、「万が一のとき」が現実味を帯びて、自分事として徐々に実感が伴ってくるのがこの年代です。
シニア世代の終活には、大きな特徴が2つあります。
本腰を入れて取り組む時間的余裕ができてくる
「認知症のリスク」があるため、先延ばしにするリスクがある
一見矛盾するように思えるかもしれませんが、ここが非常に重要なポイントです。
認知症になると「終活の選択肢」が消えてしまう
時間的なゆとりができ、終活に本腰を入れて取り組めるようになる一方で、認知症などによって「自分の意志で判断・手続きができなくなるリスク」は年々高まっていきます。
万が一、判断能力が低下してしまうと、以下のような手続きができなくなってしまいます。
遺言書の作成
任意後見契約を結ぶ
家族信託の活用
贈与をする
「残される家族のためにお金を使いたい」「自分の葬儀代を確保しておきたい」と思っても、必要な制度を活用して資産を動かすことができなくなってしまうのです。
時間をかけて丁寧に考えられる今だからこそ、「判断能力が十分にあるうちに、早めに動いておく」ことが何より大切になります。

まずは「エンディングノート」で現状の整理から!
「何から手をつければいいかわからない…」という方は、これまでのコラムでも書いてきましたが、エンディングノートを書くことから始めてみましょう。一般的にエンディングノートには、主に以下のような項目があらかじめ用意されています。
自分自身の基本情報・現状
親族図(家系図)
交友関係・連絡先(万が一の際に連絡してほしい人)
持病や医療・介護の希望
所有している財産の状況
葬儀や供養の希望
ノートに自分の状況や希望を書き出すことで、「今何が足りているか」「何が不足しているか」が徐々にクリアになってきます。
必要に応じて法的な制度(遺言・任意後見など)を活用する
エンディングノートで自分の希望や財産状況を整理したら、次は具体的な対策(制度の活用)を検討します。
特定の人に財産を残したい ➔ 「遺言」の作成
認知症になった後の介護や財産管理が不安 ➔ 「任意後見」や「家族信託」の活用
ひとり暮らしで頼れる親族がいない ➔ 見守りサービスや死後事務委任契約等の活用
ノートを書くだけでは法的効力がないため、ご自身のニーズに合わせてこうした法的サポート・制度・サービスを組み合わせていくのが理想的な流れです。

まとめ
シニア世代の終活の進め方は、以下の2ステップです。
まずは「エンディングノート」を書いて、現状と希望を整理する
不足している部分に合わせて「遺言」や「任意後見」などの制度活用を検討する
「まだ大丈夫」と思っている今こそが、理想の終活を進める一番のチャンスです。まずはノートを1冊用意して、書いてみることから始めてみませんか?
ここまでコラムをご一読頂きありがとうございました。
今後もコラムで皆様のお役に立つ情報を更新して参りますので、また覗いてみてください!
SNSでも、お役立ち情報・コラムの更新について発信致しますので、ぜひフォローをお願い致します。
また、当事務所のサービスについては、メニューの「サービス一覧」をご覧ください。
ご相談あるかたはメニューの「お問合せ」からメール・電話等でご連絡ください。
下記のボタンから直接各ページに飛ぶこともできます。




コメント